木を見て森を見ず

やっていることの目的が、いつの間にか別の目的に取って代わってしまうことは、よくあります。

『マスク警察』もしかり。

もともとは、「コロナを移し合うことがないよう、お互いの身を守る」ために、その意識が低そうな人に注意喚起することが目的だったはずなのに、

いつの間にか、「マスクしない人を取り締まる」のが目的になってしまったのでしょう。

こんなことは、実は誰でもあることで、

例えば、「子どもたちを健やかに育んでいく環境を整える」ために、愛から生まれたはずの校則も、「校則を守らせること」が目的になり、校則を守れなかった生徒の背景やプロセスを慮れず、愛のない取り締まりをしてしまう、など。

あれもこれも、実は、『すり替わってしまった目的』に気づかないことからくるものなのでしょう。

もちろん、そちらの目的の方がフィットする、と考えて意識的に目的を変更する、というのなら、それでいいのです。けれど、無意識のうちに、

『木を見て森を見ず』

となっての結果だとしたら、今一度、自身の状態を客観視して、目的を確認してみたいものですね。

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