リーダーならば、さまざまな『承認』を使い分けていきたいものです。
例えば、チームで大きな目標に向かって頑張った結果、その目標を達成できなかったとしたら、やれなかったこと、やり切れなかったことにフォーカスしてしまうのは残念。
いろんな言い訳はきっとあるはず。そして、それが言い訳だってことは、本人が一番分かっているはず。叱咤激励も時には必要だけれど、
結果に至らなくとも頑張っていたこと。力を発揮できなくて悔しかったこと。そんな気持ちに寄り添い、労いの言葉をかけて欲しいところです。
そこをすっ飛ばして、「君ならできる」「もっとできるはず」「次こそ頑張ろう」なんて言われても、心が置き去りになってしまうかもしれません。
労うことも、承認の1つ。
「自分の頑張っていたところを、ちゃんと見ていてくれた」と、それまでの苦労などが報われる瞬間です。
ちゃんと見ていてくれる人がいると、人は安心感を抱き、チャレンジ精神も湧いてくる。
「それで甘えてしまうヤツがいるんですよ」なんて声が聞こえてきそうですが、
そういう人に狙いを定めるのか、チームの団結に照準を合わせるのか、どこに重きを置くのか、それこそがリーダーの采配です。