ご縁をいただき、先日、募金活動のお手伝いをさせていただきました。考えてみたら、私は本格的な募金活動をしたのは初めてでした。
募金してくださる方の『気持ち』を受け取ると、自然と私の心から言葉が飛び出る。
「ありがとうございます!」
「(お預かりしたお金を)お預かりしますね!」
たくさんの方に声をかけていただきました。
「頑張ってください!」
「お願いしますね!」
「これ、届けてくださいね!」
募金活動は、人の心と心の架け橋になることなのだ、ということを今さらながら実感しました。とても貴重で、なんだか特別な時間を過ごしたような感覚でした。
今回、当たり前のはずなのに、改めて気付いたことがありました。
それは、『お金とは、愛である』ということ。
お金に対して、マイナスなイメージを持っている人は、意外と多いものです。よく聞く、『お金のブロック』というものでしょう。
お金があることで気を大きくしてマウントする人、
お金を払ったからと、「自分は客だ」と偉そうにする人、
お金が絡むとつい忖度してしまう人、
お金をいただいたからと、何となく遠慮がちになる人、などがいて、
だから、お金は人を変えてしまう怖いもの、という捉え方をする人もいるし、お金を受け取ることに抵抗がある人もいます。
その心の奥底に、
「お金を欲しがる人(=がめつい人)だと思われたくない」
「(自分の提供するサービスに自信がなくて)お金をもらうのは申し訳ない」
など、いろんな感情を抱えている人は少なくないと思います。
けれども、例えば、
子供はおじーちゃんおばーちゃんから、『お小遣い』という形で、
私のようなシングルマザーの家庭の子供は、父親から『養育費』という形で、
世の中の働く人たちは、『報酬』や『代金』という形で、
それぞれが「ありがとう」「大好きだよ」「頑張ってね」「お疲れ様」などという想いのこもった『愛』を受け取ることなのだ、と真剣に思ったわけです。
もちろん、世の中には、それを悪用する人たちもいるので、ネガティブなイメージがついてしまうのは否めませんがね。
けれども今回、募金活動という善意ある人たちとの触れ合いの中で、「お金も愛を伝える手段である」ということを、改めて認識したのでした。
またこういう機会があったら、今度は子供たちと参加させていただければと思いました。言葉抜きで人の愛を感じる、素晴らしい体験になることでしょう。